皆様こんばんは。
滋賀県でアンスリウムを生産している、湖東フラワーの向です。
母の日を来週末に控え、花業界は例年以上に盛り上がっています。
非常事態宣言に巻き込まれた母の日は今年で2回目ですが、自粛ムードは花業界にとっては追い風に働きます。
昨年は母の日直前に宣言が解除されたため、自粛に疲れた消費者の皆さんが花屋に押しかけました。
飲食店が軒並み休業しているので、お家の空間作りにお金を使うようになったからですね。
見えない敵を相手に皆さん精神的に参っているでしょうから、こんな時の植物やお花は癒やし効果抜群なのでしょう。
こう書くと花屋さんが皆ウハウハに儲かっているように思われるかもしれません。
しかし緊急事態宣言の影響で、昨年花屋の店主さん達は母の日向けの商品仕入れをどうするかの判断を迫られていました。
仕入れを控えたお店とリスクを取ってたっぷり仕入れたお店とに大きく分かれたわけです。
結果、仕入れを控えたお店はお客さんはたくさん来るのに売るモノが無いという事態に陥り、母の日商戦を大勝ちしたお店と大負けしたお店とに分かれることになりました。
おそらく今年の母の日前も多くのお客さんが花屋に顔を出すことでしょう。
昨年の経験を踏まえ、今年はどのお店も積極的に仕入れを行っているようです。
業界内では「バブル」と言われるくらい商品の流れが活発です。
誰がやっても勝ってしまう状況ですから、落ち着いた時が怖いですね。
その点で気を緩めず、結果を長期的に出す努力を続けていこうと思います。
飲食業界をはじめ、国内で苦労されている方々は多くいらっしゃいます。
それらの方々を横目に業界が盛り上がっていることを書くと、一部の方からヒンシュクを買ってしまいそうです。
しかし自分にできることは、少しでも本業で結果を出し、税金を納める形で苦労されている方々を支援することだと考えています。
新型コロナウイルスが蔓延する前の世の中にはもう絶対に戻らないでしょう。
でも、少しでも皆さんが安心して経済活動を行える世の中になってほしいと願っています。
皆さん、頑張りましょう。