前回までのシリーズは一旦お休みにして今回は、『個人事業主としての士業の強み』について書いていこうと思います。
司法書士として事務所を経営する私が、独立に際して士業で良かったなあと思ったことをご紹介します。
「いずれは仕事で独立したいけれど、何の仕事がいいかな」と考えている方の参考になれば幸いです。
『士業は独立しやすい!!』と言われますが、それは何故でしょうか?
以下の3点において、士業の独立は、とても有利だなと感じます。
1.開業資金を安く抑えられる
2.運営にかかるコストが少ない
3.士業からの営業に対するお客様の警戒心が他の仕事に比べて非常に低い
今回はその中の1について紹介します。
まずは、開業資金を安く抑えられることです。
司法書士の場合、開業する時に最低限用意しなければならないものは、
です。(筆記用具とかこまごましたものを言い出すときりがないのでざっくりと。)
そしてこれらにかかる費用をご紹介しますね。
1の会員証について。
司法書士は試験に合格してもそれだけで仕事をしていいわけではないです。
試験合格後に事務所の所在地を管轄する司法書士会を通して司法書士登録をしなければなりません。(登録すると初めて会員証が交付されます。会員証が交付されて初めて司法書士を名乗れます。)
この司法書士登録にある程度お金がかかります。
開業する場所によっても違いはありますが、大体15万円くらいは必要になります。
これはどの士業も同じで試験に合格しても登録しなければ、その業務をすることはできません。(登録にかかる費用は、士業によって異なります。)
2の事務所について。
これはどんなところを借りるかによって金額は大きく変わりますね。
ちなみに司法書士の場合でいうと、自宅でOKです。(ただし、看板を出す必要があります!出してない人もいますが、、、)
自宅開業なら費用はゼロ!
3と4もどんなものを買うかによってかかる費用は大きく変わりますが、基本的には、ストレスなく動くものであれば、まず問題なしです。
私も元々所有していたパソコンとプリンターを使用したので、コストはゼロです。
その他細々とした費用はかかるものの大きくお金が開業時に大きくお金がかかる可能性があるのはこんなところでしょうか。(いきなり「めちゃくちゃお金をかけてホームページ作る!」みたいな人は別ですが。)
このように士業は開業にかかるコストを非常に安く抑えらるケースが多いです!