一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 建設業のあるある(その2)

初回の投稿で、設計段階で施主への引き渡し日がけっていすると言いました。

過去の経験値を元にこれくらいのものならば、これくらいに引き渡せるだろうという推測にて決まります。

結論から言いますと、建設業全体にみて工期というものが半数以上守られていないのが国内での実情です。

他業種からは時おり「オワコン」などと囁かれていますが、それだけ難しい業種なんだと個人的に考えています。

そこで問題点がいくつか思い浮かぶんですが、

①設計の段階で想定していない事が起きる(埋蔵物の発見や、地中から出てくる様々な事象)

②気象状況によって工事に影響する

③人的な事故や災害が起こる

これらは、個人的には不可抗力と考えていますので、初めから除外項目とするのが標準的なものなんです。

しかし、保険契約と同様でイレギュラーなことなので文書に書かれていたとしてもお互いにその部分は、滅多にないだろうという過去の経験則により、重要視されることが少ないのが業界の現状なのです。

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登坂 淳

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