一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

2021年11月16日。この日私にとって、大きな人生の転換期を迎えた。『会社員』という働き方から『個人事業主』という生き方にシフトしたのである。

親からは、「安定しない」「出費が増える」などと強く反対をされたが、今回は自分の意思を押し通した。今まで周りの意見に流され続けてきた人生に自分なりに終止符を打ったつもりだ。

今私は軽貨物配送を仕事としている。最初の1ヶ月はとにかく大変だった。毎日ほとんど初見のエリアで、1日平均150個ほどの荷物を配っていく。特に大変なのが、道の細い住宅街だ。区画整理されてないため、思うように一筆で配ることができない上に、そもそも車を停めるところがない。何度住民に注意を受けたことか。

前職はコールセンターで管理者をやっていた。その頃に比べると、体力的にはかなりハードになったが、精神的には本当に楽になった。会社に属していると、その会社のルールだったり、上司のご機嫌を伺ったり、部下がミスをすれば自分が怒られる。仕事はどんどん押し付けられる上に、新たなスキル獲得の勉強もやれと言われ…かといって残業はするな…。その環境がとにかく嫌で鬱病にもなり、人生ではじめて精神科にも通った。本当に心が限界だった。

そんな時、1人の先輩に私は救われた。

『人生をこの会社に捧げなくていい。』

と言われ、ハッとした。

無意識に私が抜けたらこの会社はどうなってしまうのか。他のメンバーから裏切り者と思われないかと、奴隷のような精神になってしまっていたのだ。

やめてしまえばどう思われようと二度と会う事はないのだから関係ない。

仕事なんて世の中にはいくらでもある。

そう考えられるようになっていくと、心が軽くなった。

この個人事業主という働き方は、会社に縛られる事はない。あるのは自由の中の責任だ。だからこそ、色んなことに挑戦できるし、自分自身成長できると感じている。

自分にはやりたい事がたくさんある。今までそれに気づきながらも、安定を優先したためその気持ちに蓋をしてきた。ただ、一度きりの人生、やりたい事は山ほどある。これからは、自分自身を信じて、挑戦を恐れず、前を向いて突き進んでいきたい。

The following two tabs change content below.

大原 佑介

最新記事 by 大原 佑介 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア