骨盤の状態の説明
妊娠中は初期から
「リラキシン」や「プロゲステロン」というホルモンの影響で
骨盤の靭帯が徐々に緩んでいきます。
胎児が成長するのに合わせて、子宮も大きくなっていきます。
子宮の大きさに合わせて骨盤も広がらなければならないので
リラキシンやプロゲステロンが産出されて、骨盤を支える靭帯を緩め
子宮が大きくなるのを邪魔しないようにしています。
そして、このリラキシンとプロゲステロンは
出産後から減少していきます。
プロゲステロンは出産直後に急激に減少し、
リラキシンは出産後も分泌されますが、徐々に減少します。
そうなることで
骨盤を支える緩んでいた靭帯が元に戻っていき、
個人差はあれど、
大体3~4ヵ月あれば骨盤は元の状態に戻ります。
骨盤の靭帯が緩み、骨盤が開けば、
骨盤底筋群という排泄に関わる筋肉も
緩んでしまい、役割を十分に果たせずに
尿漏れするかもしれません。
骨盤の下部を支える
骨盤底筋群が緩めば骨盤が不安定になり、
腰痛の原因になるかもしれません。
でも、骨盤の靭帯の緩みに影響するホルモンが
産後に減っていき、骨盤が元の位置に戻り、
骨盤底筋群もしっかりと機能すれば
尿漏れはなくなるかもしれません。
腰痛も改善するかもしれません。