一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • ATOMによるLaTeX環境の構築 その2

みなさん,お疲れ様です.

 

今回は,予告通り

「Atomのlatexerパッケージ」

について紹介していこうと思います.

 

「latexer」は,LaTeXのコードの自動補完でして,

これがあるだけでかなり快適になります.

例えば,LaTeXを使ったことがある人なら絶対によく使うであろう

数式のコマンドについてですが,

「latexer」をパッケージとしてダウンロードすると,

\begin{align}と打つと\end{align}と勝手に補完してくれます(幸せ).

 

これだけですが,タイプミスも減りますし,

何より\begin{〇〇}と書いた後の\end{〇〇}の書き忘れをすることがなく,

非常にストレスフリーです.

 

他にも\begin{〇〇}から始まり\end{〇〇}でおわるいわゆる「環境」に関しては

全て補完してくれます.

 

では,次にAtomの大きな問題点の2つ目

②そもそも「pdf-view」というパッケージ自体がかなり重い.

の解決策について紹介します.

 

要はAtom以外の別のソフトでpdfを閲覧すればいいのです.

その中でもおすすめなのが,以下の2つです.

 

・WindowsならSumatraPDF

・MacならSkim

 

どちらも,割と多くの人が使っているのではないかと思います.

 

まず,SumatraPDF(Windowsユーザー)の利点は,

pdfの閲覧のみに特化したソフトのため,

それ以外の無駄な機能がなく,大変快適に扱えるということが利点です.

次にSkim(Macユーザー)の利点は,SyncTeXに対応しており,

pdfに注釈やコメントが付けられることが利点です.

 

ここで,SyncTeXとは,LaTeXのエディタとpdfビューワーとの間で

相互ジャンプを実現する仕組みです.

 

この相互ジャンプは私も最近取り入れてみたのですが,

かなり使いやすく非常に重宝しています(作業効率が2割くらい上がった気分).

 

では,次回は私のプリアンブルの中に溜めている

自前コマンドをちょっとずつ公開していきます.

できたら画像とかも入れてみたいな笑

 

 

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茂木 孝人

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