一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • ネイルサロンのクレーム対応

ネイルサロンの運営で、経営者を悩ませる代表の一つが『サロンでのトラブルによるクレーム』ですよね。

クレーム対応は一歩間違えばお客様をはじめ、働くスタッフの気持ちも沈ませてしまいます。最悪のパターンは失客、そしてスタッフの退職に繋がります。
クレームはサービス業のネイルサロンでは必ず起こるもの。逆に対応を真摯にすることで、お客様の信頼をより深めることも可能なのです。

しかしながら、クレームを出さないようにしたいのが本音です

 

ネイルサロンのクレームパターンは大きく分けて4つあります。

施術ミス

例:ケア中に出血させてしまう、爪を切り過ぎてしまった

料金トラブル

例:サンプルの値段と違った、メニューに載っていた金額より高かった

仕上がり

例:サンプルと違う、左右の長さが違う、数日以内に欠け・剥がれがあった

接客

例:スタッフの対応が雑だった、感じが悪かった、予約被り、予約したのにかなり待たされた、などが主に起こりやすいトラブルです。

どれだけ気を付けても、クレームは必ず起こってしまうものです。クレームになった場合は一人一人に対し、真摯に向き合う必要があります。
ここで当店のクレーム対応マニュアルの一部を載せます

1、お客様のクレームを最後まで聞く

まずはお客様がどのようなことを不満に思ったのか、しっかり最後まで聞きましょう。
途中で話に入るのは絶対NGです。
怒りの感情が高まってのクレームは、一旦全部吐き出してしまうと気持ちが落ち着きます。冷静に話し合うためにも、お客様の気持ちを最後まで聞くことが大切です。

2、素直で謙虚な姿勢で謝罪の言葉を!

クレームの内容がどうあれ、お客様を不快にさせてしまったことは事実です。そのことに対して、まず謝罪の言葉を伝えましょう。
謙虚な姿勢でしっかり心を込めた謝罪は、相手の気持ちを落ち着かせてくれます。
少し冷静になった状態で、詳しい話を聞くことが大事です。

3、お客様に合った対応を!返金は最後の手段!

よく、クレームが起こった場合早くトラブルを回避したいからといって、すぐに返金をしてしまうというオーナー様がいます。
ですが返金は万が一の最終手段で、基本しないスタンスでいくことがおすすめです。なぜなら、返金をしただけではお客様の怒りは収まらないからです。

返金をしてその時は収まったつもりでも、トラブルを解決したことにはなりません。きっとそのお客様は二度とサロンに来ないでしょう。
さらに口コミで悪い噂が広がってしまうと、今後の集客にも影響します。

  • 仕上がりに納得がいかない→納得いかない部分をやり直し、スタッフの技術指導を徹底
  • スタッフの接客が丁寧でなかった→スタッフの教育を徹底、接客マナーの見直し

など、具体的にどう対応して、今後二度と起こさないためにどうするかを伝えることが、クレームを言ってきたお客様への最善の対応なのです。

ネイルサロンだけではなく、対お客様のお仕事はクレームトラブルは付き物です。

なるべく出さないために事前に防止策を用意しておくことも大切ですが、万が一起きてしまった場合でもしっかり対応することで、お客様の信頼を大きく得ることも可能です。

トラブルでも焦らず真摯に対応し、お客様の心を掴む接客を心がけています

 

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菅原 絵美

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