一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「夏期講習」について

もうすぐ夏休み

あと1ヶ月もすれば、「夏休み」です。

この期間、塾では「夏期講習」が行われます。

うちの塾でも「夏期講習」をやります。

どの塾も、集客に必死になっていますが、

うちの塾の場合は、そこまでガツガツしていません。

現在通っている生徒さんに対して、

「希望者のみ参加」

という形で、ゆるい感じでやっています。

夏期講習は「必須」なのか?

というのも、あまり「夏期講習」そのものに

重要性を感じていないからです。

それよりもむしろ「日頃の勉強」の方が大事なのかな、と。

長野県の場合、夏休みはだいたい1ヶ月あります。

特に受験生は、この期間、どれだけ「1・2年の復習」をすることが

できるかで、秋以降の伸びが変わってきます。

なので、受験生は、夏休みにしっかりと追い込んでほしいな、

という気持ちはあります。

ですが、もし自分で勉強することができるのであれば、

無理して参加する必要はないように思います。

「夏期講習期間に、特別なことをやる」

という塾もあると思います。

ですが、「たかだか1ヶ月」、特別なことをやっても、

それが生徒の身になるのか…、というと、ちょっと疑問です。

というか、それだけ重要なことであれば、

もったいぶらずに、普段の授業からやっておけよ、

という気がします。

確かに、生徒によっては、

「普段の授業回数だと、とても足りないから、

せめて休み中にはもう少し来て勉強してほしい…」

という生徒もいます。

うちの塾でも、そうした生徒には、受講するように促します。

ですが、

「まったくの新規のお客様」で、

「夏期講習のみ」

という方に対して、何をやればいいのか。

正直私には、そんな短期間で結果を残す自信はありません。

なので、うちの塾では、基本

「いつもの授業の延長線上」の内容を、

「必要だと思っている生徒」に対して

実施するようにしています。

「目的」を持って受講する

塾側の裏話をすれば、「夏期講習」の売上は大きいため、

その売上に依存してしまっている塾が結構あるようです。

そのため、多くの塾が、躍起になって集客をしています。

ですが、それはあくまでも「塾側」の都合です。

その点を踏まえた上で、「夏期講習」を考えないと、

「お金だけ取られて、何も効果がなかった」

ということになりかねません。

夏期講習の受講を考えられている方は、

「自分は夏期講習で、どういう目的を達成したいのか」

という目的意識を持って、参加していただければと思います。

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猿田 典明

長野県安曇野市で学習塾をしております。主に小中学生を指導しています。

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