何か病気や怪我をして入院した際、急性期病院→退院もしくは回復期病院を経て在宅復帰するのか施設に入居するのか、療養病院にいくのか選択が迫られる。
自宅に戻られる(在宅復帰)の際の最近あった事例を紹介する。
特定疾患(難病指定)の疾患で回復期病院を入院可能期間終了の為、退院を促される。
在宅復帰を希望されたが退院時の動作能力は起立動作の際、69cm高でないと立てない。
ここで問題となったのがトイレ動作である。
日本のトイレの座面の高さは現状38cmから42cmであり各メーカーである程度規格が決まっている。
今回の症例では便座の昇降機+補高便座を併用し何とか便座から立てる状態を整備した。
自宅への退院の際、トイレ、お風呂の動作の問題が多く、一つの基準として38cmから42cmからの立ち上がりが一つの指標になりそうだ。