こんにちは。あすとらむの藤本です。いかがお過ごしでしょうか?今年は九州が早々に梅雨入り、気温も徐々に上がり、湿気も多い時期となりました。体調が天候に左右されることもありますので、体調管理に心がけお過ごしくださいね。
6月と言えば紫陽花。梅雨の雨は、じめじめして少し憂鬱に感じてしまいますが、雨に濡れた紫陽花の美しさは梅雨ならではの風情を感じますね。ところで、なぜ「紫陽花」と書いて「あじさい」と読むのかご存じでしょうか?あじさいの言葉にはいろいろな説がありますが、あじさいは大変古くから親しまれていて、日本最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」と書かれています。「集真藍(あづさあい)」=青い花が集まっているという意味が語源とされている説もあります。つまり、日本に古くからある花で、日本語由来の名前でした。この漢字は中国から来た詩人・白居易(はくきょい)の詩の中に出てくる「紫陽花(しようか)」という言葉を、日本の「あじさい」に後から当てはめたものだそうで、「紫」や「陽」や「花」という文字が持つ美しさ・季節感・イメージが合っていたので、好んで使われるようになったようです。また、「紫陽花」は土の状態によって色が変わるので「七変化」「七変草」という別名もあります。
雨が続いて少し憂鬱に感じてしまうこともありますが、そんな時こそ雨の中きれいに咲く紫陽花をみながら散歩してみるのもいいです。この時期は紫陽花の他にも、甘い香りのクチナシや、まだまだバラも見ごろの季節です。梅雨ならではの風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。