性格と才能は切り離せないものです。
適材適所、という言葉があるように、ある場所では大した結果が出なかった人が、環境を変えるだけでとんでもない結果を出すことは、ままあることです。
技術職でパッとしなかった人が営業職になったら、いきなりトップセールスマンになったり、
逆に営業で全く売れなかった人が、技術職になったらものすごくのめり込んでしまったり。
しかし、多くの人は、学校・企業という組織の中では、性格や個性を否定され続け、『自分は何のために生きているのか?』と思うこともなく生きています。
これは、いわゆる「戦後教育」というものが、僕たちの社会に根付いてしまっているからです。
75年前から始まった戦後教育は、「復興のためにみんな一致団結しよう」という方針でした。そのことから言えば、個性や才能を無視した一貫教育は間違っていた、とは思いません。
でも、それが今の時代にそぐわないのはもはや自明の理です。
というよりも、折角の才能が、性格を否定されてしまうことで、開花できなくなってしまっているのです。
生存原理は、動物だけではなく、人間にも当てはまります。
「強い」ものが生き残るのではなく、「変化」できるものが生き残る。
今回のコロナショックで、気が付く人が増えてきたと思います。
でも、気がつかない人・気づいても行動しない人は一定数は残ります。
また、今回のコロナショックで富裕層の資産額が上がったというニュースもありました。
これから一層二極化が進むでしょう。
その時、この事実に気づくかどうか、それがこれからの世の中を生きる上で運命の分かれ道になります。