ピアノを持ち上げるつもりで。

その昔僕がボイストレーニングを学んでいく中で、お腹周りの筋肉の負荷の掛け方として時折見かけることがあった表現なのですが、当時から言いたいことは分かるけどイマイチ体感しづらい感覚だなぁと思っていました。

で、最近最適だなと思うのが、大谷翔平選手なんかが自主トレで使っている直径３０cmほどの重そうなメディシンボール。

あれをアンダーハンドで空高く放り投げている姿が、まさにピ[…]

音痴を直したくて…と言ってレッスンに来られる方がたくさんいます。

でも本当に音痴な人って、実際はほとんどいないんです。

そう言ってくる方のほとんどが『小さい頃に音痴と言われた』というトラウマが残っている方で、そしてかなりの数の方が学校の音楽の先生にそれを言われているんですよね。
きっと令和の現代ではそんな物言いをする先生はいないと思いますが、昭和の時代には体罰同様に横行していたんじゃないかな、と想像しています。[…]

前回、筋力を使えばより「高い音」が出せるという話をしましたが、では誰でも際限なく高い音を出せるようになるのか、というとそこには人間生まれ持った個体差というのが存在します。

ヴァイオリンとコントラバス、コブクロの小渕さんと黒田さん、ゆずの岩沢さんと北川さん、わかりやすい例えがすぐ浮かんできますが、身体が小さい方が声帯も短いので、高い音を出しやすいということが感覚的に理解していただけると思います。

では何の為[…]

はじめまして。ボイストレーナーのtoto6です。

よろしくお願い致します。

最近ボイストレーニングをしていて生徒さんから良く聞くのが、『意外と疲れますね』という言葉です。

確かに声帯を振動させれば声は出るので、普通に声を出す分には何の労力も必要ないのですが、「高い音」を出そうと思うと、「重い荷物」を持ち上げるのと同じ原理で、より筋力を必要としてくるのです。

手だけで持ち上げようとしても持ち上が[…]